豊臣家の女たち
Amazonで見るKindle版を探す

Kindle Unlimitedの対象状況を確認できていません

情報取得前 時点の提供情報をもとにした表示です。対象作品は日々入れ替わります。Amazonで最新情報をご確認ください。

Kindle Unlimitedの対象作品は随時更新されます。Amazon.co.jpの書籍詳細で最新の提供状況をご確認ください。

豊臣家の女たち

ISBN: 9784004320869
著者: 福田 千鶴
出版社: 岩波書店
レーベル: 岩波新書
ページ数:
出版日: 2025-10-20

内容紹介

寧(北政所)と茶々(淀殿)。現代の目は、この二人を秀吉の妻と愛妾と見て、あたかも対立したかのように捉えてきた。しかし実は、二人は連携して豊臣家を運営、大きく動く歴史の中で確かな役割を果たしていた。本書では、妻、母、姉・妹、養女、奥女中など、女たちの足跡をたどり、一夫多妻の豊臣家の真実に迫る。  はじめに  豊臣家・京極家・織田家略系図 第一章 豊臣秀吉の家族  1 語り継がれる「大政所」像ーー秀吉母  2 豊臣家の栄枯盛衰を見届けた姉ーー智  3 秀吉の妹・家康の妻ーー旭  4 豊臣秀長とその妻子  5 三条河原で斬殺された豊臣秀次の妻子  6 小早川秀秋と離縁した妻ーー毛利輝元養女  7 豊臣秀頼の怨念に苦しんだ妻ーー徳川千 第二章 一夫多妻の豊臣家  ◎本章を理解するための予備知識  1 離縁の危機を乗り越えた最初の妻ーー浅野寧  2 歴史から抹殺された「南殿」と「石松丸」  3 妻の地位から脱落した織田信包の娘ーー姫路  4 秀吉の最大の寵愛を受けた妻ーー京極龍  5 二人の若君の母ーー浅井茶々  6 妙顕寺城天守に置かれた織田信長の娘ーー三の丸  7 「聚楽天主」と呼ばれた妻ーー前田摩阿 第三章 秀吉の婚姻戦略──養女たちの行方  1 秀吉の愛しの隠し子ーー前田菊  2 太閤秀吉の秘蔵の娘ーー前田豪  3 怨霊となった養女ーー「小姫」  4 婚約を解消させられた豊臣秀長の次女きく  5 将軍家御台所となった浅井江  6 豊臣家の血筋を伝えた豊臣完子 第四章 豊臣家を支えた奥女中たち  1 豊臣家と徳川家に仕えた女傑ーー孝歳主  ◎ 奥女中の組織  2 豊臣家老女のナンバー2--ちゃあ  3 「関ケ原合戦」まで浅野寧を支えた東・こや  4 品行方正なキリシタンーー客人  5 豊臣家の奥向の「総締まり」--朝日  6 浅井マリアと京極マグダレナ  7 二人の天下人から大切にされた高畑鍋 第五章 大坂の陣をめぐる女たちの攻防  1 浅井茶々の二人の乳母ーー大蔵卿と南  2 大坂の陣を生き延びた茶々付の老女ーー二位  3 早々に命を絶った三位と正栄  4 茶々が切望した大上臈ーー伊勢あこ  5 浅井家出身の老女ーー海津と饗庭  6 秀吉の親族出身の乳母ーー右京大夫  7 秀頼がもっとも心を許した乳母ーー宮内卿  8 大坂城を脱出した女中ーー山口菊  9 豊臣と徳川の橋渡しだった常高院ーー浅井初  関連年表  読書案内  おわりに